炎の記憶
終了から1週間ほど経ちましたね。
シンデレラガールズ史上初めて登場時からボイスあり、そして曲を引っ提げての登場となった、黒埼ちとせと白雪千夜の2人が登場したイベント、「LIVE Groove Visual burst」。
私にとって、この期間中はイベント以外でも色々な意味で忘れられない期間になりました。
そんなこのイベントについて少し書いていきたいなと思います。
まずはイベントコミュでさらに明かされた2人のパーソナルな部分について。
初めから私はイベントが終了した後にまとめてチェックしようと思ったのですが、いくつかの事柄については先にコミュを閲覧した方がTwitterで拡散していた為、目に入ってしまいました。まぁ、誰でも見られるものですし、こういうネタバレは仕方が無いものでしょう。
私もこれからその中身についてがっつりネタバレしながら書いていきますし、もし先に自分でイベントコミュを確認したいという方がいらっしゃれば、この記事を見る前にゲームでコミュをチェックすることをオススメします。
イベントコミュの中で明かされた特に重要な点であり、できれば自分で見た時に初めて知りたかったなと思うのは、ちとせの自分は長くないと思うという発言です。コミュ4話のバラ園でのお話ですね。
これは彼女が千夜をアイドルにした最も大きな理由でした。
ちとせの僕であること、ちとせに仕えることを自らの生きる目的としている千夜。そんな彼女の前からちとせがいなくなってしまえば…。どんな形になるにせよ、明るい未来は待っていそうにありません。
千夜をアイドルにした理由について、ノーマルの方で千夜自身が言っていた、「お嬢様のお戯れ」というだけでない裏は何かあるだろうとは思っていましたが、結構予想外でした。
ちとせ自身が自らの終わりについて考えていることは、オープニングコミュの最後に伏線が張ってあったんですよね。いつかは物語が終わるというところ。
一方の千夜はといえば、明確な描写ではありませんでしたが、彼女が自らの全てを失った時の描写がありました。
12歳の時に火事に遭い、家族などを失って1人になってしまったようです。その後、家族ぐるみで交流のあったちとせの父親が後見人となり、行くあてを失った彼女をちとせが自らの側に置くことで、生きる理由を与えたのでした。
アイドルになり、ユニットを組むことになった2人。
ちとせに振付を"教える"というこれまでにない経験をしたことから、千夜が少しずつ変わり始めます。能動的に自らがするべきことへと向かい始めたのです。それはおそらく、ちとせのために早起きを頑張っているのと同じように。
そうして迎えたコミュの5話でステージへと向かう前には、彼女は笑顔を見せました。
そしてエピローグ。ちとせの、アイドルは楽しい?という問いかけに対し、千夜は可愛らしく、うんと答えたのでした。
今回のコミュ、私とっても好きです。
そう言います一番の理由が、2人のモノローグの中で"物語"という言葉が多く使われたからです。
シンデレラガールズにはたくさんの物語があります。それはアイドル達とプロデューサーの関係性や変化、成長、あるいはアイドル同士でのやりとりによって生まれたものも。
それらが交錯することでまた新しい物語が生まれますし、私はそれが好きです。担当アイドル達や他のアイドル達も、このシンデレラガールズという物語の登場人物だからこそ私は好きになったと思うんです。
だから、私はこの世界にいつまでも続いて欲しい。例えそれが叶わぬ願いであったとしても。コミュの中でちひろさんやベテラントレーナーさんがとったスタンスのように、私はずっとこの世界が輝くことを願って応援し続けます。
逆に、その歩みについていけなくなった時は怖いですけどね。今は自分にそんな日が来ないのを祈る限りです。
さて、コミュについても、少し脱線した部分についても長くなりましたが、イベントの最終結果についてもちょっと報告を。
今回私は1万位以内に入賞できました。
目指せれば2,000位も目指したかったですが、ガシャの襲来、さらには1月にイベントを走ったばかり、そしてリアル時間という三重苦がありましたので断念。それでも、個人的に大満足の結果といきました。
実はこれまでに2,000位以内入賞は2回あるんですが、2,001位から1万位への入賞は初めて。1万ptで入手できる方の報酬が担当だった最後が[ツインテールの風]の奏だったので、そこを目指す理由があんまりなかったんですよね。だからプロデュースレシピもようやく4個です。奏のポテンシャルフル解放までようやく残り1。
今回1万位ということで、もちろんこうなります。
千夜ちゃん、イベント開始前から結構気に入っています。
蓋を開けた時、お前呼びでさらにハマりました。まだ担当は名乗りませんが、かなり好きな部類に入ります。
まだまだこの子の物語は始まったばかりですし、その歩みを見ながら、これからどうするか決めていきます。
ちとせはこの子を自分から解放しようとしていますけど、この子はこの子でどう変化があってもお嬢様への想いを変わらないと思うんですよね。
この子自身、行くところを失ってちとせについてきたわけではありますが、そこにものすごく感謝や恩を感じていると思うんです。黒埼ちとせの語る優しい千夜ちゃんはきっとそういう子。
そして、私はこの子のそういうところを好きでいたいなって思います。
アイドルへと魅力を感じ出しながら、それもお嬢様の一言があればやめなければならないと思っている、なんとも言えない諦観のような親愛度演出。その声音を聴き、私はこのような想いへと至っています。
最後にもう1つ。
コミュのオープニングにて、ちとせはプロデューサーのことを魔法使いと呼びました。最初は冗談も混じっていたと思うんです。でも、それは次第に本当の魔法使いのような魔法を2人へとかけます。
おそらくずっと2人の関係性について変えようとしてきたちとせの悩みに光を照らし、かつて自分を襲った炎の記憶という呪いに苦しめられてきた千夜の心へ新たな炎を灯したんですからね。
こうして書くと、とんでもない魔法使い。
期間中に偶然とあるアイドルが同じ呼び方をしているのを見つけました。他にもプロデューサーを魔法使いとんだことのあるアイドルもいると思うんですが、私が見つけたのはこの子。
ちょっとちとせと境遇に被るところがある加蓮ってのが面白いですね。
私はちとせもハッピーエンドを迎えられることを望んでいますよ。きっとそれがこの主従のトゥルーエンド。