U149 第17話 佐々木千枝② 感想
更新に間に合えーと思いながら書いています。
今回はリーダーに任命された千枝ちゃんにのしかかる重圧のお話。
千枝ちゃんの責任感の強さや優しさが強く出た回だと思います。
冒頭、前回リーダーをやってみないかとの提案を受けたところから。
少し間が開いてから、尻込みをする千枝ちゃん。
この時寄ってきた梨沙が怖く見えるのはよくわかります。千枝ちゃんからしてみれば1つ年上のキツめなお姉さんですからね。さっとフォローしていく晴ちんは流石。
みんなが寄ってきたところでプロデューサーは、リーダーだけでなく、様々な係を決めて、そのまとめ役としてのリーダーに千枝ちゃんが適任だと説明します。
至極真っ当な論理だと思います。
ここでもやはり自分が適任だと思えない千枝ちゃん。
そこに、素晴らしい笑顔の小春ちゃんから
「千枝ちゃんならできますよ〰️」
との声が。これに続けてみんなも賛成していき、自分への期待と正面から向き合った千枝ちゃんはリーダーを引き受けました。
仁奈ちゃんが言った、教えるのが上手い、というのは特別編で触れられていた話題でした。
リーダーについては、やはり小春ちゃんが鍵になりましたね。
無垢で優しい笑顔です。素直に人を後押しできるところはこの子のいいところでしょうね。
それに対してちょっと気になるのが千枝ちゃんの目の描写。大事なところでは目のカットが入ることが多いと思っているので、ここも重要な箇所だと思います。
ただ、この後の千枝ちゃんの前向きな発言と、この目の雰囲気がそぐわない気がします。そう考えると、後程のしかかっていく重圧は、ここで既に感じ始めていたのでしょう。
始まるレッスン。
音をとれない晴ちんに、歌の上手いありすへアドバイスを振るなど、プロデューサーの期待通りの働きを見せます。
一方で、自分自身への課題は、みんなのレッスンのジャマになるのでは?との思いから言い出すことができません。ホンマにいい子やなって思いました。
その中で、少しずつ積み重なってきたものが顔を覗かせ始めます。
レッスン中は少し動きが焦り気味になり、みりあと衝突。その後、トレーナーに注意を受けます。
その日の帰り道では、考え事をしていたら周りが横断歩道を渡っていたことに気づかず、1人取り残されます。
こういう描写はアニメの時を思い出しますね。あちら側とこちら側という表現として、横断歩道は鉄板と言っていいと思います。
決して千枝ちゃんは遅れているわけではないと思います。ただ、ちょっとだけリーダーという役割の意味を受け止めすぎて、それが足かせになって踏み出せなかっただけだと思います。
ある日、早い時間のレッスンルームの様子を覗きにきたプロデューサーは千枝ちゃんのヘアピンを拾います。
その持ち主は早出してレッスンをしていました。プロデューサーの「偉いなぁ」という呼び掛けに対する反応から、千枝ちゃんが自分自身について満足していないであろうことが窺えます。
後続の会話が続かず、今まであまり千枝ちゃんと1対1での会話が無かったとこに気付くプロデューサー。
確かに、千枝ちゃんは自分から積極的に話しかけるイメージの子ではないですね。さらに、ちょっとこの時は千枝ちゃん自身が内側に溜め込んでいるものもあってか、千枝ちゃんの方が会話に乗ってきません。
ヘアピンを渡し、その頑張りを誉めたところで、遂に千枝ちゃんの中のモノが綻びを見せたところで終わったのがこの回。
自分で頑張れていないと思っていることを誉められるのって結構辛く感じる時がありますよね。場合によっては励みになることもあるのですが、ここでは裏と出ました。
ここからどのように、その悩みやオープニングアクトに向けてどうみんなをまとめていくかを次回に注目していきましょう。
ここのところは色々とブログが遅れ気味ですが、この記事は次回更新ギリギリに書けました。
ちょっとずつ進めているSSAの感想もDay1は近い内に公開できると思います。