幕を開けた新たな物語 祝!VelvetRose1周年!
2019年2月28日、シンデレラガールズで新たな物語が始まりました。
最初、その物語の登場人物は2人の女の子だけ。
2人は普通の人とちょっと違うところがあるけれども、2人だけの平穏な日常を幸せに暮らしています。
そこには誰が介在することもありませんでした。
でも、2人で暮らす日常は近い内に無くなってしまう。
1人の女の子はそのことを知っていました。
どうすれば自分がいなくなった後にこの子は幸せになれるのだろうか。
答えはなかなかみつかりません。
そんな時、2人は魔法使いと出会いました。
黒埼ちとせと、白雪千夜。
そして2人のユニット VelvetRose。
私はこの2人に出会えて良かった、1年前からの変わらぬ言葉を形にしたく思い、この記事を書き始めました。
なお、書きたいことがあり過ぎる中でうまく取捨選択できなかった結果、推論と欲望が入り交じって、わりと構成がグダグダになっております。
- 白雪千夜編
2人が姿を表す前、予告にて声のみが明らかになった時点で、私は千夜ちゃんのことが既に気になっていました。
担当を見ていただけたらわかる通り、私は元々クールの子を好む傾向にあります。
淡々と言葉をつむぐその様子が、私のツボに入りかけていたのです。
実際に登場した姿を見て、関心は明確に好意となりました。
属性こそキュートではありましたが、予想した通りのクールな雰囲気かつ、とっても綺麗な色の瞳がストライク。加えて、"お前"呼びはむしろ大歓迎でしたし、イベントコミュにあった"ばーか"とか、私の心をくすぐる要素ばかりが提示され、どんどん好きになっていきました。
決定的に千夜を応援したいなと思ったのは、ノーマル+の親愛度演出です。
アイドルに染まり始めている中で、自分がアイドルを続けたいと思っても主人が命ずるのであればやめなければならない、自嘲的にそう言うところへ強く魅かれました。
自らの意思を殺してでもお嬢様に従おうとする一貫した姿勢と、自らの淡い期待の中で葛藤するあの感情の渦巻く様が愛おしくて愛おしくてね……。
あと、自分に価値は無いと思っている点もかなり私に響きました。
自分に価値はないという思考に陥ると、人に何を言われて、その考えをもなかなか取っ払えなくなるんですよね。
千夜ちゃんには、キミは間違いなくキミだからこその価値がある存在なんだって伝えてあげたくなる。
私もずっと自分の生きる意味を探しながら無為に日々を消費しているため、おこがましいかもしれませんが、千夜ちゃんに共感して、応援したくなったんだと思います。
つい先日のバンドの合宿では、お嬢様と離れて仲間たちと過ごし、その中でも役割を見つけ始めました。報酬の親愛度演出では最初の頃には見せなかった温かな感情がこもった話し方を見せましたし、彼女にとっての世界は少しずつ広がり始めています。
これから彼女は、自らの価値を刻み、心に消えない炎を燃やし続ける中で、どんな顔を見せてくれるんでしょうか。笑顔も泣き顔も、かわいい表情やカッコイイ表情も、きっとどんな顔も微笑ましく思えることでしょう。
- 黒埼ちとせ編
上に書いてある通り、ついでにこれまでも結構ブログで書いてきた通り、千夜ちゃんはかなり早い段階で私の心を鷲掴みにしていました。
ではちとせはどうだったのか。
個人的にターニングポイントになったのは、「TRUE COLORS」だと思います。
「Fascinate」の時点で、「自分は長くない」とプロデューサーに話し、千夜ちゃんをプロデューサーに託そうとしたちとせ。「TRUE COLORS」ではその時と同じく夜の散歩中、美嘉に千夜ちゃんのことをよろしくと頼みました。
自分がいなくなった後のことについて、プロデューサーだけではなく、アイドルの仲間にまで声をかけている姿を見て、この子はどこまで達観しているんだろうかと思いました。
それから少しして、唐突に気付きます。
ちとせって、アイドルにたどり着くまでもたくさん千夜ちゃんのこれからの道を探してきたんじゃないかな、と。
あんまりにも推測が多いところなので、ある程度かいつまんで私の考えを書きますが、おそらくちとせは自分の先が長くないことを千夜ちゃんに知らせずに、これまでも千夜ちゃんの行く先の候補として色々と試していたんじゃないでしょうか。
意図を隠した結果、千夜ちゃんにはそれらがお嬢様の戯れと捉えられ、オーディションへ千夜ちゃんがやってきた時の言動に繋がったのかなーって。
ちとせについては、千夜ちゃんを大事にして、その今後を考えて動いている様子を見るたびにその願いを叶えてあげたいと思いますし、どんどん好きになります。
優しいまなざしで、千夜ちゃんの一挙手一投足を見守る様子を、自分も眺めていたくなると言いますか。
余裕しゃくしゃくで日々を過ごしているように見える中、常に千夜ちゃんのことを考えている……あんまりこの表現を使いたくはないのですが、そんなちとせの様子が尊い。
美しさと背中合わせのように儚さや哀しさをみせるその生き方。
まさしくSSRで描かれた桜の花のような女の子だなと思います。
- VelvetRose編
お嬢様と、彼女に仕える従者という関係性を持つ2人。
ユニット名も、華麗なる薔薇と、それを包み込む包装紙……ではあんまりなので、ベルベットのように優しく包み込んでほしいという意からつけられています。
2人の物語は魔法使いによって、3人の物語、そしてさらにたくさんの登場人物による物語へと変化していきます。
それでは、そんな中で2人の間の物語はどう進むのか。
色々な考え方もエンディングもあると思います。
その中で私が望むのは、千夜ちゃんが自分の価値を見つけた上で、いつまでもちとせに仕えることです。
それは形式的なことではありません。
例え2人が離れ離れになった後でも、千夜ちゃんにはちとせの僕であって欲しい。
千夜ちゃんが自分の価値を見つけた上で、私のいる場所はあなたの側ですってちとせに言う姿を見たい。
2人のカタチを変えていつまでも幸せに過ごして欲しいと願うかたわら、2人の別れがどのように描かれるか知りたい私もいます。
如何ともしがたいものですね。
他の誰であっても、どこであっても紡げない物語。
そんな素晴らしい物語と新しく出会えて良かった。
ちとせがちとせらしくあり、千夜が千夜らしくあることで生まれる今後の物語も楽しみにしています。