カナシブリン

主にシンデレラガールズについて思った事をつづっていきます

U149 第18話 佐々木千枝③(前編) 感想

お決まりのギリギリ更新ですね。どうやらこれは治りそうもない。

 

 

さて、初めて1つの話を前編後編に分ける構成となりました。

前回の最後に千枝ちゃんから「リーダーできていません」と告白を受け、今回はプロデューサーとアイドル達の励ましで千枝ちゃんが再び前を向くところまで進んでいきます。

少しずつ振り返りましょう。

 

 

周囲に気を回しすぎるくらいに優しい子が、つい言葉に出してしまうほどまで追い詰められていました。自分に迷惑がかかると思って打ち明けなかった千枝ちゃんに詫び、こう声をかけるプロデューサー。
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みりあ編での自分の言葉もあり、千枝ちゃんが少しずつ自分の想いについて話し始めます。

みんなに背中を押してもらえたことが嬉しくて、リーダーらしくなろうとした千枝ちゃん。その中で自分がパフォーマンスを上手くできなくて焦り始めたと話します。

それに対してプロデューサーの、人それぞれだ、というのは至極真っ当なアドバイスだと思います。ただ、千枝ちゃんが本当に怖かったのは「自分ができないこと」ではなくて。

「みんなにこれくらいで見放されないのはわかっているんです」という言葉が胸を打ちます。 優しくて、周りが見えている子だからこその言葉。その言葉に続いて…。
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悲しげに、涙を浮かべ始める千枝ちゃん。前回の17話での横断歩道の描写がここに繋がりました。

千枝ちゃんは1話の時点で、積極的に動ける子達が羨ましいと言っているシーンがあります。引っ込み思案な自分へのコンプレックスや、その優しい性格に起因する自罰的な部分が鎖となり、リーダーという錠前によって心が縛り付けられていました。

 

泣き出す千枝ちゃんを見てあたふたするプロデューサー。その時、話を聞いていたアイドル達がレッスンルームへと入ってきます。

この時のみりあの表情と行動について、廾之先生が自身のTwitterでこう話しています。

なるほど、と思いますね。みりあちゃんいい子すぎる。

いつまでもこんな人でいたいものですね…。薄汚れた今となっては叶わぬ願いですが。

 

みりあや梨沙の言葉を受け、改めて前を向き始めた千枝ちゃんにプロデューサーは、リーダーに選んで良かったと思っている、と話します。実際、彼女の周囲への気配りは細やかで丁寧でした。

最初にリーダーへと賛成した小春ちゃんからは、改めて賛成した理由が話され、みんなお互いに頼り、頼られるようにしようとの言葉。そして笑顔。小春ちゃん天使。

 

一度は落とし、プロデューサーによってその手に戻ったヘアピン。心春ちゃんの優しさに包まれて再び千枝ちゃんの髪へと戻りました。

ヘアピンはおそらく彼女らしさ。それを取り戻した後の素晴らしい表情を見て、錠が壊れる音が聞こえました。
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そして笑顔。
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いい顔してるね。(凛風に)

 

彼女にとって、引っ込み思案なことは決してマイナスではないと思います。だからこそ優しいし、周囲に気を配れる。

今回、みんなとのやりとりの中で、自分の心とも向き合うことができたのではないでしょうか。

これから、千枝ちゃん自身が持つ良さを生かした上で、彼女だからできるリーダーを見せて欲しいですね。

 

 

いよいよ後編では遂にステージへ立つことでしょう。みんなで乗り越えたその先にある景色を、私も共有したいと思います。