カナシブリン

主にシンデレラガールズについて思った事をつづっていきます

11月8日発売の「WILD WIND GIRLS」第4巻特装版にノーティーギャルズの新曲が収録!&月チャン10月号WWGSTAGE:17感想

 

9月8日の月刊少年チャンピオン編集部さんのツイートで、連載中のWWG第4巻の情報が発表されました。

発売日は11月8日(水)、今回もオリジナルCD付きの特装版と本編のみの通常版の2種類が発売されます。

 

当然ここまででも嬉しいところに、なんと今回はそのオリジナルCDに拓海と里奈のユニット・ノーティーギャルズの新曲が収録されるそうです。ここまでは、既存曲のカバーやソロの新録が収録されていまして、新曲がこういった形で世に出るのはシンデレラガールズ内で初めてですね。担当の方々、おめでとうございます。

今は単行本で追っているので、最近の展開から2人の曲を予想することはできませんが、どんな路線になるのでしょうか。

曲については事前の試聴があるかわかりませんが、もしあるのであれば、その時にまたコメントしたいと思います。まあ、どっちにしろ買うので、コメントするのが早いか遅いかの違いしかないですね。

 

 

さっき最近の展開は追えていないと書きましたが、実は今月号を久しぶりに買いました。

月刊少年チャンピオン 2017年 10 月号 [雑誌]

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理由は単純。

速水奏が大きく扱われているとの情報をTwitterで見かけたからです。しかも画像には凛もいましたし、これは買わない理由がないと思いました。丁度その買った日にこのツイートがあったわけですから、タイミングがいいですね。

読んだ感じ、4巻に収録されるのはおそらくこの前の話の第16話までみたいな感じですかね。話に一区切りが着いた後のようんs感じでした。美世の登場もあったと聞きますし、ほとんど内容をチェックできていない4巻が楽しみです。

春くらいまではちょこちょこネカフェに行っていたので、そのタイミングで読んでいましたが、以降その頻度が激減。今年度に入ってからはどんな展開をしているのかほとんど知りません。おそらくユニットとして軌道に乗り始めたところだろうとは思うのですが…。

 

以降は今月号の感想をば。ネタバレを多分に含みますので、単行本待ちの方はご注意を。

 

 

 

臨時でお仕事をちひろさんから頼まれた拓海は雑誌の撮影現場へ。

そこで、以前に面識のある美嘉(3巻参照)、そして凛、奏に出会います。直前の撮影には桃華と関ちゃんの姿も。桃華が撮影にいることと、その衣装からはU149を連想しますね。

ちょっと本筋からは離れますが、U149とWWGがお互いの単行本にに応援コメントを掲載しあっているのがうれしいですね。迫先生のありすも可愛い。

 

さて、拓海はテーマの「cool&sexy」に苦戦。3人が醸し出す色気がうまく表現できません。

休憩中、苦戦している様子を凛に指摘され、拓海は恥を忍んで撮影のコツを聞くことに。美嘉が自分の考えるコツを話し、凛も考えているような姿を見せる中、奏が言い放ちます。

「そんなもの…ないわよ」

この後を意訳すると、小手先のテクニックに頼っても意味がないってことですね。そして、

「…どうせ偽るなら 自分じゃなく誰かのために…ね♪」

と続けました。

自分がカメラに見せている表情を偽りだと言ってしまっていますが、これも奏らしいですね。美嘉の「求められるものを演じることだって嘘じゃない」という言葉がこのフォローになっているんじゃないでしょうか。

この後、凛が同意して自分の考えを語ります。もちろん、ファンやそれ以外の人にどんな自分を見せたいかという想いが大切だという部分は2人に共通ですけど、その根本はちょっと違う気がしました。これについては後に触れます。

 

苦戦する拓海を見て奏がプロデューサーの不在に触れたところで、ウワサをすれば本人が登場。言い合いをしたことで拓海の硬さが抜けます。おそらく、プロデューサーに弱みを見せられないという想いもあるのでしょう。

撮影再開後の拓海はカメラマンからしても無難なレベルにまでは仕上がります。そこを奏が煽り始めました。

 

奏は拓海がプロデューサーが表れたことで硬さがとれたことや、そのやりとりの様子を見て、拓海にはプロデューサーが見ていることを意識させることが有効だと判断したようです。しかし、少なくとも今の拓海にとってプロデューサーはそういう対象ではなく、一度は奏の思惑が外れることになります。実際この2人は何も始まらなそう。

もちろん、拓海にそれが適していると思ってその煽り方を選択したのだと思いますが、そこには奏自身が普段からプロデューサーを意識しているから、という理由もあると思います。

一番最初に拓海のプロデューサーがその場にいないことに触れていますし、おそらく、そんなものはない、と言ったあたりか、あるいはそれ以前から拓海をノセる方法を考えていたんじゃないでしょうか。ゲームでの奏もプロデューサーに見られることを意識していることが多いですし、拓海のプロデューサーがいればまた違う姿が見られると思って出た言葉だったと思います。

 

そう考えると、奏と凛の発言の根本に違いを感じました。

おそらく凛は単純にファンのことを想っての言葉でしょうけど、奏は多分「誰かの為に」がプロデューサーにかかっているんじゃないでしょうか。普段から少し回りくどい表現をしますが、ファンのために「偽る」って表現は使わないような気がします。奏はアイドルをしている自分そのものについて「偽る」という表現を使いますしね。

あくまで私自身の勝手な見解ですし、もし自分が見に行けない仕事で奏がそう思ってやってくれていたら嬉しいなという妄想も混じっています。発言の真意についてはそれぞれ違う解釈があることでしょう。

 

本篇に話を戻しましょう。

拓海が自分の思惑通りにノラなかったことで少し奏は戸惑いますが、次の拓海の言葉を聞いて表情に変化が。

少し考えてから、自分の仕事に対する想いを話し始めます。

ここでの「選ばれた」という表現は嬉しいですね。モバの[セレクテッド]のカードを思い起こします。このカードは「偽り」という言葉も出てきますし、この後拓海にも語る「プライド」についても触れています。恒常ガチャからも排出されますし、現状初期レアに次いで入手しやすい奏のカードです。速水奏に興味を抱く方は是非手に入れてみてください。

個人的には、[シンデレラドリーム]の「運命じゃないわ。私の意志よ」がこのセレクテッドのセリフの系譜を継いでいるような気がします。

 

奏の言動と雰囲気にノセられ、拓海の姿は一変。カメラマン、プロデューサーともにその姿に呑まれます。カメラマンは絶好のシャッターチャンスを逃すまいとカメラを構え、プロデューサーは改めて方向性を固めなおしたようです。

「負け」という言葉は間違いなく拓海にとって急所の一言でしたね。プロデューサーとのやりとりや、最初に自分がノセようとした時の反応を見てからかもしれませんが、そこに気付く所が流石。

撮影の最後には拓海が奏の頬にキスしてしまう事故が発生。その後の対応まで含めて本当に奏らしさを感じました。ありがとう迫先生。

 

そのキスの写真は見開きに採用され、里奈も拓海もお仕事が一段落したところでもたらされるソロデビューの知らせ…来月はどうなることやら。

 

 

散々奏について書いてきたわけですが、この回は奏だけでなく凛も相当その良さが出ていたと思います。

なんといってもまず美人。そりゃあ15歳には見えませんわ。自己紹介のコマはホントいい顔してるなって思います。それでいて上にも出した自分の想いを語るシーンでは優しい表情を見せてくれます。特にお気に入りなのはその2コマですね。

また、積極的に場をまとめる美嘉や拓海をノセにかかる奏の中で、あまり喋らないところも凛らしい。それでいて、弁当を食べている拓海にじっと視線を送って声をかけるところも素晴らしいなって思いました。自分の中で凛は人の様子に気付ける子ってイメージがあるんですよね。まんまそのイメージ通りの動きでした。

以前、海でシンデレラガール3人が登場した回に凛は登場しなかったので、どこで出てくるんだろうな、とはずっと思っていました。今回の雰囲気だと、美嘉、奏、凛は同じプロダクションなんですかね。そのわりには美嘉が凛にちゃん付けだったのが少し違和感なので違う事務所なのかもしれませんが、もし同じ事務所なら私にとって天職と言っても差し支えない場所かもしれません。

 

美嘉は美嘉でこのメンツでのお仕事って大変だったろーなって思います。勝気な拓海にバッサリと言い放つ奏の間に入る役はコミュ力の高い美嘉にしか務まりません。美嘉は美嘉で不慣れな拓海が少しでも馴染めるように気を回していますしね。

 

 

久しぶりにWWGの最新話を読んだわけですが、ここ数日沈みがちだった私の気分を一気に引き上げてくれました。本当にありがとう。

ここまでイキイキとした速水奏の供給があってホクホクしてます。

さて、明日からもまた頑張りましょうか。