カナシブリン

主にシンデレラガールズについて思った事をつづっていきます

永遠のアイドル

永遠って、どんなに言い繕っても定義上は存在しないものです。

モノには必ず滅びがあり、存在が明確になくなってしまう時がくる。

それでもいつまでも続いていそうだと思う、そんな想いを込めて、人々は"永遠"を謳います。

多少オーバーな表現であれ、そこに込められた気持ちは伝わってきます。

しかしオーバーな表現である分、同様に使いどころや頻度には気をつけるべきだ、それが私の考えです。褒め言葉は過度に使い過ぎると陳腐なものになります。

私にとっては、"神"や"天才"も同じカテゴリの言葉です。

このブログでもオーバーな表現はあんまり使い過ぎないように注意しています。そうじゃないと、いざ自分がその言葉を使いたい時にその言葉の真の価値を発揮させることができませんからね。

まぁ、言葉は移り変わるものであり、意味が変わっていくものであると言われたら返す言葉はありませんが。気軽にどんどん使っていった方が良いという考えの方もたくさんいらっしゃることでしょう。

 

 

こうやって長々と前置きを書いてきましたが、ここで私が書きたいのはとある「永遠のアイドル」についてです。

ここまでの文章を読んでもらえれば、私が"永遠"という言葉を使う意味をわかってもらえるのではないでしょうか。

 

 

8月17日の夜、NHKにて「思い出のメロディー」が放送されていました。

名曲の数々とはいえ、披露される曲は私と年代がずれる曲が多いです。

耳では聴いたことがあっても、リアルタイムで聴いていた世代の感想と同じ感想はどうしても抱けません。

惰性で眺めていた中、番組は終盤に入りました。

番組の司会を務めていた東山紀之さんプレゼンツによる、「ジャニーズ・スペシャルステージ」が始まります。

その2曲目として、東山さん本人が先輩の曲である「アンダルシアに憧れて」を披露。来月には53歳となるにも関わらず、その美しいスタイルと華麗なダンスには見事の一言でした。

その後は親子でもおかしくないほど年の離れた後輩たちと、かつて「少年隊」として歌った2曲を披露。後輩たちに交じってもその中心で歌い踊る姿はまったく年齢を感じさせませんでした。

 

今ではニュース情報番組の顔を務めたり、連ドラの主演として刑事を演じたりと、幅広く活動する東山さん。

ドラマの中では役として老眼鏡をかけるくらいの年齢になっても、そのパフォーマンスは間違いなくアイドルでした。

そして何よりも印象的だったのは、最後の曲を披露し終わった後の笑顔でした。

一切飾ることなく破顔したその表情は、やりきった充実感に溢れた少年の笑顔そのものだったように、私は思います。

 

 

シンデレラガールズというアイドル達を追いかけている中で、笑顔の力をこれまでにたくさん学んできたと思います。

人々に活力を与え、見る者をも笑顔にする、それがアイドルの笑顔。

この日東山さんが見せた笑顔は、そんなアイドルの笑顔の中でも類稀なるエネルギーを持っていました。

その笑顔に感動した私は、今も変わらずにスマートさを保ち続ける東山さんに敬意を表し、彼を「永遠のアイドル」と呼びたい、そう思ったのでした。

 

 

この放送はBSプレミアムにて8月25日の午後1時から午後2時20分にかけて再放送があるそうです。

私が今回語った「ジャニーズ・スペシャルステージ」は、だいたい2時頃からの放送になるのではないでしょうか。

この文章で興味を持ったよという方は、是非チェックしてみてください。