カナシブリン

主にシンデレラガールズについて思った事をつづっていきます

After20 9杯目 片桐早苗とクラフトビール。 感想 フルーツに感謝

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単行本作業のための休載明けとなった9杯目。今回も居酒屋しんでれらを飛び出してのお話となりました。

最新話の更新前に振り返りをしたいと思います。

 

 

FM曲の開局20周年イベントに出演した早苗さんと美優さん。他にも多くの出演者がいらっしゃるようですし、野外フェスのような形のイベントみたいですね。

ライブ描写はあまりありませんけど、思いっきりステージ上で活発に動き回った様子の早苗さんと、静かで優雅に歌い上げたように見える美優さんという構図に見えるのが面白い。特に、早苗さんはソロ曲のイメージからジュリ扇を持ってのステージのイメージが強いのですが、こうして普通に歌って踊る姿は個人的に新鮮でした。

そんな2人ですが、ステージに立ってから共通の感想を抱きます。

「暑い」

 

少し話は前後しますが、ステージ後、思いっきり扇風機の風を受ける早苗さん。気持ちよさそう。この髪が風で浮き上がっているところ好きです。

自分は警官時代から炎天下に慣れていますが、その経験が無い美優さんを心配します。ただ、美優さんも運動神経には自信があるというほどの人です。いい緊張感を保ち、自らも楽しんでステージを成功させました。

普段は流されやすいところや、自身の無さげなところを見せる美優さん。そんな中で運動には自信があると言えるのは興味深いですよね。アイドルへの転身に踏み切れたのも、その自信があったからこそなのかも。

 

少し話が脇道に入りましたね。本筋のお話に戻ります。

炎天下のステージを終えた2人はタクシーを走らせて2人での打ち上げに。開場の近くだと同じく打ち上げ中のファンと鉢合わせる可能性もありますからね。

こういうところの自覚が薄いのは美優さんらしい。一方でそのあたりの意識がしっかりしている早苗さん。この意識は志乃さんも持っていましたよね。だから人目につかない穴場なお店を探していたわけですし。ホントしんでれらはアイドルたちの隠れ家に最適。

 

早苗さんが予約したのは、クラフトビールも飲めるビアホール。落ち着いた感じで飲むにはいいところですね。

賑やかに飲むイメージが強い早苗さんですが、こういったところも行き慣れているようです。After20の初登場回では楓さんとけやきひろばのビール祭りで会ったという話もしていましたし、今回の話を見てもビール自体に関して詳しい知識を持っていました。

そんな早苗さんがビールを飲みなれていない美優さんに選んだビールがこちら。

 

 

その味と香りに、自分が知っているビールと違うと驚く美優さん

それもそのはず。このピンクキラーは原料にピンクグレープフルーツが使われています。あんまりお酒に触れない人なら、普通はビールと言われたらスーパードライやキリンのラガーを思い浮かべるんじゃないでしょうか。でもビールはそれだけじゃない。

自分もお酒が飲めるようになった当初はビールが苦手でした。そもそもそこまで炭酸が得意じゃなかった上に、苦みもキツかったです。その苦手意識を取っ払ってくれたのが、ニュートンというビールでした。

今回美優さんが飲んだピンクキラーと同じくベルギー産で、こちらは青りんごが用いられたビールです。それまでに飲んだビールよりも飲みやすく、飲める機会があれば好んで飲むようになりました。おかげで苦手意識が取っ払われ、あの味に慣れたこともあってか、今では普通に生を頼む人間に。

そんな経験があるだけに、今回の美優さんにはすごく共感しましたし、早苗さんの説明もすんなりと入ってきました。ついでにラガーとエールの違いは初めて知ったこと。お酒についての知識ももっと増やしていきたいですね。

 

でもすきっ腹にアルコールはすぐ潰れる元。もちろん料理も注文します。前に美優さんがカウンターで潰れた事、誰が教えたんでしょうか?

今回注文したのは「ソーセージのリンツヴルスト」、そして「ドイツ風カツレツ シュニッツェル」。わりと?マークの多い字面でした。

ということで、調べてまいりました。

リンツヴルストってのは牛肉100%のソーセージらしいですね。そういうソーセージがあること自体初耳でした。そしてシュニッツェルはドイツとオーストリア、そしてイスラエルでよく食べられる肉料理だそうです。薄く切った肉をバターやラードで揚げ焼きにしたものだとか。なおWiki知識であることをご了承を。

 

パリッとしたソーセージはたまらんですよねぇ。そしてガッツリといけるお肉。炎天下にいた体には最高の労いでしょう。

でも2人はアイドル。美優さんは体を気にしてサラダをメニューから探し始めます。

メニューを見た美優さん。あまりのビールの種類の多さに気おくれします。そんな美優さんの言葉に早苗さんは、気にすることないと朗らかに言います。

 

「たくさんの種類の中から好きなお酒を見つけるのって宝探しをするみたいでたのしいじゃない?」

 

全面同意。

お酒ってたくさん種類があって楽しいですよね。選びきれないくらいの選択肢があります。中にはちょっと値が張って手を伸ばしづらいものもありますけど、お手軽なものでもたくさんの選択肢があるのです。

それこそ日本の大手が作っているビールでもメーカーによって個性がありますし、もっとチープにいけばチューハイもたくさん種類がありますからね。私は缶チューハイの期間限定の商品を買うのが結構好きです。これからの季節だとパイン系の商品が出回りますよ。

 

なおも楽しい打ち上げが続く中、早苗さんのスマホに通知が。今は美優ちゃんとの時間優先、と始めは無視しますが、続けざまに何度も通知音が。業を煮やして、遂にスマホをチェックします。

そこには瑞樹さんからの耳より情報。本日のしんでれらは桜鯛の鯛茶漬けをおすすめしているとのこと。

2人とも、おいしそうだけどまた今度かなー、という雰囲気になっているところで追い打ちが。

 

「店長の釣った鯛だから数量限定なんだって」

 

固まること数秒。2人して残ったビールを飲み干します。美優さんもこういうことするんだなって思うと、ちょっと面白かったです。

そして空のグラスを置いてお会計。タクシーを捕まえてしんでれらへと向かいましたとさ。

 

9杯目はそんなお話でした。

どーせしんでれらに他のお客さん来ないからきっと残ってますよ。それはそれとして、あの鯛茶漬けめっちゃ美味しそう。最上級の〆ですよ。

店長については初めて言及されましたし、今後この人がどんな食材を仕入れて来るのかも注目です。自分の釣った食材をお店で使うくらいですし、やはり趣味の意味合いも強いお店なんでしょうね。いつか店長さん本人にも出てきて欲しいなー。

 

 

 

 

おまけ。

前回はお花見回で特定のお酒がなかったのでやりませんでしたが、今回はAfter20合わせをやりました。

 

 

本文でも触れたニュートンが飲みたいところでしたが、引っ越してからは近場に売っているお店が無いんですよねぇ。だからしばらく飲んでない。

代わりに同じベルギービールヒューガルデンにしました。これは早苗さんのヴァイツェンとはホワイトビールという共通点があり、美優さんのピンクキラーとはフルーツの風味で共通しています。近くでこれが買えて良かった。なければ多分お手軽にハイネケンでしたね。

合わせるのはソーセージ。アルトバイエルンとかよりも良いヤツを買ってきましたよ。アニ雑団に三上枝織さんがゲストで来て以来、ずっと家でソーセージを焼いて一杯やりたかったんですよ。さらに今回は美味しくいただくためにも、ただ焼くだけではなくて水を入れてジューシーになるやり方を試してみました。

結果は上々。肉汁タップリかつパリッとしてました。そこにこのソーセージが持つ香りも合わさってホントに幸せ。最近でも五指に入る晩酌じゃないですかね。

 

さてさて次はどんなお酒と料理が登場することやら。