カナシブリン

主にシンデレラガールズについて思った事をつづっていきます

誕生日に振り返る速水奏の1年間 @2019   誕生日直前に刻んだ新たな想い

もう3回目になります。

もう、とは言っても、界隈においてはまだ少ない方でしょう。

担当を名乗るようになってから迎える、3度目の7月1日。

本日は、速水奏の誕生日です。

彼女が世に姿を表してから、約7年。後少しで、私が担当と名乗るようになってからの期間が、彼女が歩いてきた時間の半分に追いつきます。

 

長々とつまらないことを書いた後ではありますが、何を差し置いてもまずは、おめでとう。

今年もいつもと変わることなくこの言葉を贈れることが嬉しいです。

 

 

昨年の誕生日から今日にかけて、奏は今年も様々な姿を見せてくれました。

私なりに、のんびり振り返ってみようと思います。

 

 

  • 似合い過ぎる悪役

誕生日から半月ほどのことでした。

モバマスにて、Sレア[明闇のイデアリスト]として登場。

特訓前の図書館で妖艶に微笑む姿も美しいのですが、特にインパクトを残したのは特訓後。

ガチャと同時開催のツアー「超撃公演 ディーバファイトゼロ」にて、ダークネス・ギアに精神を支配されたディーバマスター:カナデ博士として登場。闇に支配されたということで、姿は完全に悪役。ツアーではラスボスとして、乗っ取られる前の自身が目をかけていたサナの前に立ちふさがりました。

メタいことを劇中で紗南ちゃんも言っていますが、正直似合い過ぎる。

ビジュアル面のみにとどまらず、理想を追い求め、その果てで真実に辿り着いたからこそ利用されてしまったところ。一方で精神を支配されながらも、その支配に抗おうとする姿。どちらも奏らしいんですよね。

ツアーでアイドルたちが演じている役は、本人のパーソナルを鑑みて設定されている場合もありますし、速水奏という1人の人間を考える上でも結構大事な1ページです。

 

  • 我が夢のデュエットが実現したカバー

デレステは3周年を迎え、その中の企画でゆずさんとのコラボがありました。

奏はその中で、ありすと共に「サヨナラバス」をカバー。担当2人による夢のデュエットがとても嬉しかったです。爽やかかつ、少し切なくなってくるこのカバー。おまけにCMでもその歌声が流れたんですよ…。

奏の優しい歌声、心に染みましたねぇ…。いつになるのかはわかりませんが、フルでも聴きたいなぁ。

 

奏には、大切だからこそ触れられない、そんなセリフがあります。

そんな彼女は、この曲で描かれる2人の姿に何を想うのでしょう。歌詞を通して見れば、以前にカバーした「奏」とも似たニュアンスを感じる部分もありますし、速水奏が動かす側からどういう子として見られているのか、その一端が少し見えてくるような気がします。

 

  • 追い求める者と、手放したい者

同じく9月。

デレステアニバーサリーの余韻がまだ続く月半ばのことでした。

ミステリアスアイズによるイベント「Pretty Liar」が予告され、スタラン15に2000位が必要な報酬として、速水奏が登場すると判明しました。

それまでにデレステでは最上位を目指したことの無かった私ですが、これを聞いて2000位以内入りを決意。ひたすら指を動かし続ける1週間が始まりました。

結果、無事に2000位以内入賞を達成。奏としては[蒼翼の乙女]に続く2枚目のスタラン15を作成することに成功したのでした。

 

このイベントはコミュがなかなか踏み込んだところにスポットを当てているんですよね。

実はこのイベントまで奏と楓さんが組む理由をビジュアル面以外に見つけることができていなかったのですが、このコミュを見て納得しました。

奏が求めるアイドルの姿である楓さん。

そんな楓さんは、人々が期待する幻想の歌姫"高垣楓"でいることを心苦しく思っていました。これ自体は楓さん自身のストーリーコミュでも触れられた内容ですね。

奏の羨望と嫉妬、そして失望。

楓さんの理想と苦悩。

どれも形こそ違えど、誰だって持っている、あるいは持ち得るものだと思うんです。少なくとも私は全て似通った経験を持っています。奏のように、そんな自分が嫌になることだってたくさん。

お互いの抱えるモノ、進みたい先を共有して、最終的に2人はユニットとなります。2人を繋ぐのは、"嘘"。

 

このコミュは私自身の速水奏像の補強になりました。

奏は、どんな時でも誰かの求め続ける速水奏であり続けようとするんです。それはたとえ自らの姿が変わり、常識の違う異世界に飛ばされたとしても。

その芯の部分について、奏自身がアイドルとしてどういった姿を見せたいか、どうしてその姿を見せたいのか、自分の口で語ってくれました。綺麗なモノに憧れる、そんな彼女が私は好き。

これは勝手な想像かつ、まだ構築中の仮設ですが、奏がプロデューサーと出会った時にささくれだっていた理由って、この辺りにあると思うんです。

プロデューサーと出会う直前の奏は、綺麗でいることの意味を見失った。綺麗な速水奏という嘘をつくことが馬鹿げているとまで思ったのかもしれません。ここで言う"綺麗"とはいわば優等生のようなものを想定しています。

きっちり勉強をして、自分が正しいと思ったことを行う。正しい人間は、必ずしも全員に歓迎されるわけではない。嫉妬や悪意を持った嘘に襲われることは、想像に難くないと思います。

そんな折に自分へ投げ掛けられたのは、偶像という嘘を演じるアイドルにならないかという誘い。なんて因果な巡り合わせかと思いますよね。

奏の初期セリフに、アイドルになってやりたいことの1つが"復讐"だと言うところがあるんですが、その相手とは、優等生速水奏という嘘を否定した人々だと私は解釈しています。

 

流石に想像で語っている部分が多すぎますし、スカウトの場面で奏がプロデューサーの本気を試すためにキスを選んだ理由についての説明がまだありません。根拠として説明すべきシーンもいくつか飛ばしています。

そういう点でまだ弱い部分が多いため、構築途中ではあります。

ここからさらに数年かけてこの説を組み立てていければ、いつかまた皆さまの目に触れる機会もあるかもしれません。

 

尺を取り過ぎましたが、色々な意味で私にとって大きな意味を持つイベントだったことは間違いありません。

後に公開されるミステリアスアイズ2人の営業コミュでは、親密かつ緊迫感のあるやりとりを見せてくれました。お互いに高めあえるのは善きユニットの証。

 

  • ありがとう友よ

月日は進み、11月の29日。

モバマスのシルエットにて、奏らしきシルエットが公開されます。

奏にとっては初めてのことであり、彼女にとって記念の1ページになりました。

 

ここで登場したのが、クリスマスをテーマにした[聖夜のフィシス]。

奏が前回に月末で登場した新年はそこそこ回してお迎えできなかったために絶望していたのですが、この時我が城へ泊まりに来ていた友人に引いてもらったところ、なんと1回目のパーチケでツモ。ヤツには一生足を向けて寝られません。

 

この[聖夜のフィシス]、季節と場所は正反対ですが、[カタルシスの華]と似た雰囲気のエピソードになっています。つまりはめっちゃ好み。

ゲーム内のイラストでは流し目なのですが、思い出エピソードだとかなりの時間こちらと目が合うんです。その瞳がまた綺麗で綺麗で…。

最後のセリフは本当にズルい。同じ言葉をそのまま返してあげたいくらいに、私はキミに感謝しています。

 

特訓後のサンタ姿もまた私の理想とも言えるくらい女性のサンタなんですよね。

もう夏ですが、ずっと待ち受けに設定してあります。こんな体験を幼少期にしてみたかった。

 

  • さらば沖縄

年が明け、季節も春めく3月の上旬。

デレステの期間限定ガシャで、[夜を脱いで、一小節]が登場しました。

先ほども少し話題に出た[カタルシスの華]と同じく、舞台は南の島。ヒラヒラと舞うハイビスカスの花びらが綺麗です。

この登場により、奏はモバで辿ったルートをデレステでも似たような形で追いかけているんじゃないかという説が強くなりましたね。[追憶のヴァニタス]と[エンド・オブ・ザ・ブルー]で、同じ色をした真紅のドレスを着ていることも1つの根拠となっています。

 

この1枚はラフな格好とリラックスした表情が良いですよねぇ~。

まさに2人だけの空間って感じがします。

そしてその時間を経た撮影で纏ったのは、これまでに彼女が着たことのないパステルピンクのドレス。かなり少女らしさを前面に出した衣装だと思います。アイドル衣装でありながら、ヒールを脱いでいるあたりもなかなか面白いポイント。

この衣装を見て思い浮かべるのは、"私じゃ選べない色、Pさんに強制してほしいの"というセリフ。奏自身はピンクが好きでも、絶対に自分の衣装としては選ばない色だと私は思います。

終わらないはずの夜に始まった物語は朝焼けを見送り、遂に夜が終わりを迎えます。

次のシーンは一体どの時間なんでしょうね。

 

なお、私は引けませんでした。直前のダメージが響いたんや…。

来年以降の宿題です。いつかこの奏をお迎えし、沖縄に言ってホテルで泡盛の瓶を抱えるんだ…。

 

  • お迎えに次ぐお迎え

時期は前後しますが、1月。

速水奏初のスケールフィギュアが発売されました。Tulip ver.です。予約をしていた私の手元には発売日くらいに到着。

そして4月。

今度は2月頭に予約していたパブミラーが届きました。飾るところがないので箱に入ってもらっていますが、来年の春におそらく引っ越すので、その時にショーケースを用意して飾ろうと思います。

さらに5月。

3月の発売予定から2ヶ月ほど延期して、[エンドレスナイト]のフィギュアが届きました。衣装のはためきも、綺麗で長い指も、どれをとっても美しい。

 

このように、貴重なグッズにも数多く恵まれた1年でした。

さらに、先月には[ミスティック・ドーン]のフィギュア化が発表。そして予約もスタートしています。これは展示の時点で素晴らしいデキなことがはっきりと伝わってきました。

さらなる縁に恵まれたことを感謝しつつ、私は財布をひっくり返しております。そりゃガシャに回せんわ。そんな状況においても、私は[カタルシスの華]がフィギュア化される日を首をながーくして待っています。

 

  • 全宇宙初公開 (29日の深夜に書いた内容です)

ホントに最近の話ですが、しんげきクライマックスシーズンにて水着姿を初披露。

担当界隈が大騒ぎになることは想像できていましたが、界隈の外でも思った以上に反響が大きかったみたいです。

個人的には水着姿を見ることができて嬉しかったと同時に、ゲーム内ではかなり難しい案件の1つだなと思いました。

奏って、ご存じの通りファンタジーのような世界観の衣装が多いです。夜の闇の中、幻想的だったり、少し現実離れしたりする姿を見せることも多数。

それを踏まえて速水奏というアイドルを水着で魅せようと思ったら、結構表現が難しいんじゃないかと思っています。少なくとも、特訓前でお昼間に誰かと遊んでいる姿はちょっと想像ができません。夜の海だった小梅ちゃんやアーニャみたいな見せ方になりそう。

そう考えると、プライベートのワンシーンだったしんげきのオリジナル回で、彼女自身が選びそうな水着を見せたのは、初公開としてベストアンサーに近かったと思います。

嘘や沖縄の話に繋がるところがありますが、彼女は見せたい自分をわかっています。その中で水着を選ぶとしたら、黒で大人っぽい雰囲気になる水着を選ぶのは当然の帰結でしょう。

もしあの水着で登場するなら、モバでレアの特訓前になっていそうだなと思いました。

だからこそ、プロデューサーが速水奏にどんな水着を衣装として着せるのかはかなり気になります。

結論、ゲーム内での速水奏の水着、見たいような…見たくないような…。

なんだか要領を得ない説明になってしまったのですが、結構個人的な感覚に依るところが大きく、言語化が難しい領域なんですよね。

 

しんげきで言えば、3期ではセレクテッドで一緒になった唯ちゃんの劇場に出演。後に、今度はデレステの限定ガシャで一緒に登場することになりました。

 

  • パーフェクトアンサー

そして迎えた6月30日15時。

[朱夏の果実]として登場。特訓前は浴衣で、そして特訓後では水着での登場でした。

先ほど書いた部分を読んだ方ならおわかりでしょう。

特訓前の水着を出さず、特訓後にお仕事の衣装としてのみ水着姿を登場させたんです。ガチャの演出で浴衣から水着に切り替わった姿を見た時は天才かと思いました。

まさしく私の求めた、そして自分ではたどり着けなかったパーフェクトアンサーだったのです。

プロデューサーがアイドルのお仕事として速水奏に選んだ水着は、シンプルかつ深みを持った配色。

奏もそれに応えるように、まるで高校生には見えない妖艶さを持った17歳のアイドル"速水奏"を魅せました。いつも通りの姿で魅せれば良い。本当にシンプルな答えです。

それをできると信じ、そしてやってのける。まさに奏とプロデューサーの信頼関係を表したような1枚だなと思います。

 

同時に、私は速水奏のポテンシャルを信じ切れていない部分があったことに気付きました。

[カタルシスの華]が好きで、そこへの思い入れが強すぎたため、奏が太陽の下に出る時は無意識に2人の時間だと思っていたんです。だから、お仕事として奏が太陽の下にいる姿を想像できていなかった。

今回、奏が誕生日を迎える直前の6月30日、私は彼女に惚れなおしました。

どこでだって、彼女は妖艶に微笑むことができる。見る人を虜にすることができるんです。

そのことを改めて胸に刻み、また新しい1年を速水奏と共に歩いていきたいと思います。

 

 

 

以上、速水奏の1年間とそれに付随して私のあれこれを書いてきました。

普段から心の中で考えていても、やはりアウトプットしてみることで気付けたものがあります。

本文中ではクロスさせませんでしたが、ディーバファイトで演じた理想への探求と闇への屈服。そして「Pretty Liar」で見せた美しいものへの憧れは、どちらも同じところに根を持つものでしょう。

これからの彼女を見るためには必要なくても、私は何が今の彼女を作り上げてきたのかを知りたいと思います。それは公式に名言される形ではなく、推論に推論を重ね、自分で理論を積み上げる形で。

それに、公式で彼女に自分の過去を語らせることは絶対にないでしょう。だって、"常に何かしらの隠し事をかかえているのが美貌の秘訣"なんですから。何が彼女を作り上げたのか知られてしまったら、神秘性は一気に失われる。オーパーツと一緒です。わからないからロマンがある。

ファンに近い目線であれば、それは失望の対象にもなってしまいますからね。

 

最初にのんびり振り返ろうと書いたものの、終わってみれば見事に熱くなってしまいました。

好きなことだと早口になるオタクという生き物は、文章でも変わらないようですね。

 

 

最後に宣言。

これからも私は、私なりの速水奏担当Pを続けていきます。

改めてこれからもよろしく、速水奏さん。