カナシブリン

主にシンデレラガールズについて思った事をつづっていきます

新とか再びとかつけてくれたら…いやそれでも

タイトルだけ見るとゴジラの話みたいですね。

今日書くのはゴジラの話ではなく、私の少年時代にドハマりした、とあるシリーズのお話です。このシリーズの第1作目を原作とした映画がこの冬に公開されることも決定しています。

この時点でわかる人にはわかるでしょう、宗田理さんによる「ぼくらの七日間戦争」から始まったぼくらシリーズです。

 

この作品のアニメ映画化と聞いた時、私は最初とても喜びました。

この作品を呼んでいた当時、等身大なのにその自由さに憧れ、仲間と何かを成すその姿に魅せられた私は、文章で紡がれるキャラクター達のイキイキとした姿をアニメ作品で見たいと思っていたからです。

ただ、作品の紹介を見たところで私の期待はしぼんでいきました。そうか…ストーリーもキャラクターも原作をなぞるわけじゃないのか…。

あの作品の下敷きにある時代背景が今と当時では全然違いますし、設定を大幅に変えるのは仕方が無いことだとすぐに納得はしました。見に行くモチベーションが上がるわけではないですけどね。

 

かつて映画で主演を務めた宮沢りえさんが特別出演だそうですけど、私は実写映画を見ていないんですよね。原作での立てこもりに女子が参加しなかった理由はあの子たちが自分たちの行動の意味を間違った意味で捉えられないために重要です。その設定がぶれる時点で実写はちょっと敬遠。

だから、私にとって中山ひとみは解放区に立てこもった経験が無い子なんですよね。今回の映画では主人公へひとみが色々とアドバイスをすることになると思うんですが、おそらく実写映画準拠でひとみは描かれるのでしょう。

最初は、新とか、再び、とかタイトルについていれば納得できるかなーと思っていましたけど、自分の原作への思い入れが強すぎてやっぱり無理そうです。

でも、原作者の宗田先生がこの映画制作を快諾したというのは、宗田先生らしいなと思います。現代で描かれる新しい七日間戦争が、誰かにとっての大切な思い出となることを願います。

 

 

映画化を知って以来頭の中にとどめていたぼくらシリーズ

先日本屋へ行った時、通路を子供本のところを通っていたら角川つばさ文庫ぼくらシリーズを見つけました。

このレーベルで再び発売されていることは知っていたのですが、当時のキャラクターたちで書き下ろし作品があること、一部改題やリメイクになっていることを知って驚きました。改題は全体的にマイルドになってますね。

書き下ろしはちょっと読んでみたい半面、今の私があの頃のように楽しめるとは思わないので、しばらくは読まずにいると思います。

 

最近、私は今の自分を作った物のことをたまに考えます。

何度も何度も読み返すほど大好きだったこのシリーズは、間違いなく私の青春に大きな影響を与えました。

映画化自体にはちょっと残念な気持ちも含みますけど、大切な思い出を呼び起こしてくれたことには感謝したいです。