カナシブリン

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U149第33話 市原仁奈⑤ 感想 

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サムネを見て心が痛かった第33話。最新話の更新を前に振り返りましょう。

 

特別編の前の④終盤ではいつも元気一杯な仁奈ちゃんがしょぼーんとしていました。そんな仁奈ちゃんに何があったのか聞こうとプロデューサーが目線を合わせたところまで進みましたね。

 

 

仁奈ちゃんが何に対して心を痛めていたか、話は2日前に遡ります。もう1本動画を撮影しようと決めた翌日みたいですね。

この日は公園での撮影。晴ちんが遅くなってしまいます。最初はその理由を掃除当番を代わってもらったからと言っていましたが、目ざといありすと梨沙にはその奥を見透かされて、実は宿題の居残りもあったことがバレます。

実際、レッスンや事務所に来ながら日々の生活をこなすのは大変ですよ。良し悪しは置いておき、その生活をこなしているだけですごいと私は思います。

 

ただ、この状況ではその理由で遅れたことにありすと梨沙が怒るのも必定。後でプロデューサーも言っていますけど、みんな真面目ですからね。

梨沙が今日は遅くまでやると言ったところでは、今度は千枝ちゃんが言いにくそうに、家の用事で残れないと切り出します。この後の仁奈ちゃんの表情が心にクる。千枝ちゃんの罪悪感が手に取るようにわかりますね。あんな顔されたら弱っちゃう。

誰が悪いわけではありませんけど、状況が状況です。千枝ちゃんをかばった晴ちんと、ちょっと図星をつかれちゃったありす、それに梨沙も加わってちょっとした口論に発展。「誰が悪いわけでもない」ってのが難しい。締切が迫るってのはこういうことですね。誰にだってあること。

これを見た仁奈ちゃんの「喧嘩はいけねーです!!」という言葉でようやくそれぞれ熱くなり過ぎていたことに気付いて鎮火。でも、こういう空気になっちゃうこと自体が辛い仁奈ちゃん。一回こういう空気になっちゃうと引きずりがちですよね。

今回はいつも諫める側になることが多い晴ちんも当事者になっちゃったので、止める人が少なかったんですね。桃華も止めようとはしていましたけど、口論を無理やり止めるほど強引にいく子ではありません。

 

翌日も似たような事態が起き、それで今日を迎えた仁奈ちゃんの元気がなかったのです。

今まで、みんなとたくさんお仕事ができることが更なる楽しいに繋がると思ってきた仁奈ちゃん。みんなとたくさん笑って楽しむ、そんな自分をお父さんに見せたい。でも、今のままだったらみんなから笑顔がなくなっちゃう。それならすげーアイドルになるより、いつもの楽しいみんながいい。

今の自分は仁奈ちゃんより相当歳を食っているわけですが、その気持ちは痛切にわかる。これが大人の世界になったらそうも言っていられませんが、今の仁奈ちゃんにそれを求めるのは酷です。寂しい時もあった中で、ライブしてお泊りもして、みんなと過ごす毎日が楽しい。アイドルをやることの意味が"楽しい"になっているんです。"楽しい"が無くなっちゃったら仁奈ちゃんがアイドルを頑張っていく理由もなくなってしまう。

いっつも明るい仁奈ちゃんだけに、ここの表情や言葉はとてつもなく重たく感じました。

 

でも、この仁奈ちゃんの不安を吹っ飛ばせる力を持っているのがこのプロデューサー。


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このシーンは惚れます。

こう言い切れるのはカッコいい。オレが付いてる、人生で一度は言ってみたいセリフです。

彼は仁奈ちゃんに、みんな焦ってるだけで楽しくないわけじゃないと諭します。

そう聞いた仁奈ちゃんの表情も明るくなってきます。

 

さらにこれですよ。


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これだけ自身たっぷりに言える姿に憧れます、なにせこれがハッタリではなく、彼自身心の底からそう思っているんですから。一種主人公の風格と言っていいかもしれません。

鴨川では一回約束を守れなかった彼ですけども、これだけこの言葉に説得力があるのは、きっとこれまでもみんなのことをたくさん考えて、頑張っている姿を仁奈ちゃんも知っているから。

 

そうして仁奈ちゃんに笑顔が戻ったところまでが今回のお話でした。

 

 

いよいよデビューに向けた撮影も佳境。2本目の動画は完成するのか、無事に再生数は目標を超えることができるのか。あと1時間ほど後を楽しみにしています。

 

 

 

 

第3巻も発売されましたね。

まだ変えていない私は明日あたり買いに行こうかと思っています。流石に特装版がもうなくなっていることはないよね?アニメイトで特装版を買って、とらのあなで通常版を買いたい。