カナシブリン

主にシンデレラガールズについて思った事をつづっていきます

U149第27話 アイドルたちのとある1日 後編 感想 

わー、1回更新飛ぶからとのんびりしていたらもう明後日には次回公開まで迫っていました。After20もある分、1回空くとなんだかかなり時間が空いたような気がしますね。

 

 

さて、第27話の後編。前編では第3芸能課にワンちゃんが登場して大暴れ。そこに凛とちひろさんがやってきたところで終わりました。

 

冒頭、犬をドライヤーで乾かしてあげている凛。実に手慣れた感じです。あれだけ縦横無尽に駆け回っていましたけど、きっちり確保できたみたいですね。

ただ、散らかされた部屋はどうやっても片付けが必要。元凶となってしまったワンちゃんを連れてきた薫ちゃんはへこんでしまいます。まぁ、あそこまで大暴れするなんて想像できませんよね。

そんな薫ちゃんを元気づけてくれたのは凛。どうやらこの犬はADさんが飼っている子で、収録帰りにくっついてきちゃったようです。それが気付かぬ内に逃げ出しちゃっていて、外にいたのを保護したのが薫ちゃんを始めとした第3芸能課でした。ちひろさんも感謝はしつつ、きっちり釘を刺しているのは理想的な大人って感じがします。一応前編では晴ちんがちひろさんを呼びに行こうとはしてたんですけどね。

凛にフォローされた薫ちゃんは、フォローされたことよりも頭をなでられたことに歓喜。また、他のみんなも怒られるのを心配している様子をかわいいと言われて、かわいらしい反論を返します。あんまり小学生と話すこともこの時空では無かったでしょうし、凛にとっては新鮮な反応だったみたいです。

凛のその動じない姿勢も、ありすと小春ちゃんには落ち着いた大人っぽい姿として映り、尊敬のまなざしが送られます。

 

ワンちゃんが落ち着いた後も、凛は一緒におそうじを手伝ってくれました。恐縮するありすの表情かわいい。

どうやら凛は午前中に収録があって、さらに夕方も仕事らしいですね。第0話から描かれているように、NGはかなり活躍しているユニット。凛も忙しくしているみたいです。

お掃除の間、仲良くやりとりをする凛と第3芸能課の面々。そんな姿を見ている凛の心中で、少し第3芸能課について新たな情報が出てきました。

どうやら部署自体が新しいこと(少なくとも凛が所属した後に作られた)、最近まで活動していなかったと他の部署も知っていること、そしてその理由を凛は知らないことがわかります。凛が知らないってことは多分他の他部署のアイドル達も知らないんじゃないですかね。

ここらは次回以降の伏線になってきそう。以前にもプロデューサーがいたことは第1話で匂わされていますし、今のプロデューサーが来る前の第3芸能課に何があったかの謎が深まりました。

 

話題は凛のお仕事の話に。聞かれた凛は卯月や未央ならどうするか考えながら、逆に質問します。

それぞれがやりたいお仕事を言い、最後にありすが「歌のお仕事がしたい」と言います。真剣なありすのその目に凛は微笑み、自分のお仕事について話しました。ここの内容は最後の方で描かれていますね。

 

通り雨も過ぎ、掃除も一段落。凛はお仕事へと向かいました。

凛の話を聞き、色々なお仕事をやっていることに驚いた晴ちん。一度聞きそびれたありすがアイドルになった理由について改めて聞きます。

先ほども歌のお仕事をしたいと言ったように、「歌や音楽を仕事にしたいから」だとありすは答えました。ただ、アイドルになってから少し変わったところも話します。

凛の姿を見てきたありすは、より多くの人に歌を届けるなら凛の仕事の方向も参考になると思っていました。まさにそれは凛が話した通りのこと。凛が話したこと、それは「好きな仕事も苦手なこともやって損はないはず」でした。

いつもはテレビで見ているだけの存在、だからこそいつかはそこへ立つ。ここで第3話のライブ会場のシーンが出てくるのアツいですね。そしてこれは晴ちんと梨沙に志希が言ったことでもあります。「じゃここまで来たまえ」、と。

 

今後の第3芸能課の成長が楽しみになる回でした。

最終的には、これまで仕事をしてきたアイドル達と肩を並べるところが1つのゴールになるのかなと思います。そしてそれはまだきっとすこーし先のお話。その間の物語をこれからも楽しんでいけたらな、そう思います。

 

 

ここからは今回の我が担当アイドル2人について書いていきます。

まずは渋谷凛について。

前編の最後で登場した凛。すごくお姉さん味溢れる立ち居振る舞いでした。

落ち着きもあれば、自分達が対応できなかった問題にもあっさり対処。お掃除も手伝ってくれましたし、仕事のことについても色々な話を聞かせてくれました。そりゃこんな姿を見せられたらありすも小春ちゃんも尊敬のまなざしになりますよね。3つしか違わないとも思いましたが、このくらいの年代だと3つはかなり大きい違いです。

近年だと乃々と接している時の凛がお姉ちゃんのようだといわれ、そこから少しお姉さんとしても面が見え始めたと思います。本人も色々考えながら、どうやったら子供達に伝わりやすいかを考えながら話している様子も描写されましたし、今後も面倒見の良さは必見。

また、小春ちゃんによると動物番組も持っているみたいですし、飼い主としての面が結構大きく扱われていましたね。おそらくこの番組が昼間にあって、そこのADさんの飼い犬がくっついてきちゃったんでしょう。そのコマには同じく犬を飼っている優さんと聖來さんもいますし、3人で番組を持っているんでしょうか。

趣味・犬の散歩ですし、ハナコの存在もほとんどのPが知るところではありますが、飼い主としての面はアニメBDの特典だった26話以外だとそこまで多くなかったんじゃないかなと思います。他の犬とも問題なく接していますし、割と貴重な凛の姿の1ページでした。

 

もう1つ嬉しかったのは、その表情がとても柔らかく、笑顔のシーンが多かったところ。自分のお仕事について話す場面では「どこで花開くか分かんないって教えてもらってさ」とあるところや、車に手を挙げているシーンで、なんとなーくPの存在を匂わせます。きっと、この時空ではそのPやNGを始めとした他のアイドルたちと充実した生活を送ることができているんじゃないでしょうか。

きっと初期は無愛想であっただろう凛がこうして活き活きとしている姿を見ると、なんだか嬉しくなります。

 

 

続いて橘ありすについて。

前編で晴ちんにアイドルになった理由を聞かれて、後編でそれが回収されるのかどうかを楽しみにしていました。それはやはりここでも「歌や音楽のお仕事」と改めて名言されています。

そんな中でありすに大きな変化をもたらしていたのが凛でした。自分の憧れる歌のお仕事をしつつ、別のことをやっていてもその姿は輝いている。そうした姿から自分の歌に興味を持ってもらえれば、それは大きな入り口の1つになります。

U149では既にありす編で彼女が凛を参考にポーズをとるシーンがありましたし、その理由が強固に裏付けられることとなりました。彼女があのポーズを真似たのは、ただポーズがクールだったからだけじゃなく、その姿に自分も近づくといった意識もあったのかもしれません。当初の浅はかな自分の考察が恥ずかしい。

そんな憧れの存在である凛から色々と話を聞けたのは間違いなくありすにとって大きな経験となったことでしょう。改めてそこに並んでみせると決意を新たにしました。

 

他の担当の方々も思っていることでしょうけど、凛はありすにとって憧れの存在になりうると前々から思っていました。だからこそこうした絡みは嬉しいですね。文香や美波、奏よりも年は近いですし、その3人を目指すにはまず凛を目指していって欲しいと思います。

 

それはそれとして、今回たくさん描かれたありすの表情の中でさいかわだったのはテレビに映るNGを見ている時の表情だと思います、惚け方が実に良き。U149はホント表情描写が細かいですし、説得力があります。

 
f:id:Mister-P:20180308204848j:image

 

これからも色んなものを吸収していって欲しい。

 

 

 

さて、次はどんな話になっていくんでしょうね。再びアイドル個人にスポットを当てるのか、それとも再び第3芸能課全体にスポットを当てるのか。まだ合流していない子がいるのかも気になる所です。

3巻も春が予定されていますし、そちらも楽しみ。